肩が内側に入りやすい癖があり、カイロプラクティックに通うと一時的に姿勢が整い、緊張性頭痛や肩こりも和らぎます。
ですが、1週間もするとまた元に戻ってしまいます。
自分でもヨガなどを取り入れて姿勢改善に取り組んでいますが、もっと長く効果が続く施術はないでしょうか?
多少痛くても構わないので、骨を根本から矯正するような方法があれば知りたいです。
また、毎日スクワットをしていますが、これが日常の姿勢改善にも役立つのか気になっています。
回答
基本姿勢は、日常的に脱力姿勢が人間本来の姿勢です。
背筋を伸ばし胸を張る姿勢は、肩が上がり肋骨が拡がることになり、
緊張状態を作り出し呼吸も浅くなりがちで、交感神経の優位が続くことになります。
肩こり腰痛や頭痛の原因にもなります。
非日常的な活動のヨガやスクワットなどをした後は、「脱力姿勢」をお勧めします。
胸を張ると背中の骨(胸椎)がまっすぎになり、「ストレートスパイン」と言って衝撃の吸収や
重さが分散できずに筋肉に負担ばかりかかり、さらには呼吸も浅くなります。
立っている時には、理的湾曲「S字カーブ」と言って、背中は丸いのが良い姿勢です。
この丸みが、たわみを作りクッションとなるので、衝撃の吸収や重さの分散をし、
負担のかからない姿勢になり、肋骨が狭まり横隔膜が大きく動ので呼吸も深くなります。
座った時には、骨盤を倒して腰の骨(腰椎)も丸くなる脱力姿勢が良い姿勢です。
「だらしない姿勢」と思われるようですが、この丸みが健康を保ち続けるためには
必要で、内臓機能も上げてくれることになります。
注意してほしいのでは、胸を張る姿勢も丸い姿勢も「前傾姿勢(体の重心に対し前のめりになること)」
が一番良くない姿勢なので、「重力に逆らわない脱力姿勢」を心がけましょう。