子どもを産んでから骨盤がずれてしまいました

41歳女性 主婦の方からの質問

子どもを産んでから骨盤がずれてしまい、以来たびたび腰が痛むようになりました。
主婦ではありますがパートもあるので、ずっと通い続けている時間はないので治療が中途半端になりがちです。
骨盤のズレからくる腰痛を根本的に治療していくにはどうしたらいいのでしょうか?

回答

産後は骨盤のゆがみより、反り腰や前傾姿勢を矯正した方が良いです。
お腹のむくみと肋骨の拡がりを戻しましょう。
骨盤を体に対して、正しい位置に持っていくことが大事です。

 ➡ 座る時と立つ時の姿勢を見直しましょう。

座る時は、骨盤後傾で背もたれにもたれ脱力姿勢です。
立った時の過剰な骨盤前傾を矯正させ、腰痛予防になります。
骨盤を立たせて座るのではなく後傾させ、座骨と尾骨の3点で座るようにしてみてください。
筋肉を使わず筋肉の負担を分散をさせ骨で座るのです。
お腹を潰すように背中は丸まるめて、座骨と尾骨の3点に体重を載せるようにします。
お腹を潰すと、内臓機能をアップと内臓脂肪を減らし、体液の循環を促しむくみを取る効果が期待できます。
お腹のむくみは、神経を過敏にして痛みを感じやすくさせます。

 ➡ 立ち姿勢を見直して意識しましょう。

産後は特に骨盤前傾が強くなるため、反り腰になり肋骨が拡がりやすいです。
まずは、恥骨と鎖骨間に対して、みぞおちが一直線になるように引っ込める意識をします。
この姿勢はかなり大変なので、30秒維持できるように1日数回行ってみてください。
体が前傾姿勢にならないために、恥骨が足の真ん中へんに位置するように立ちます。
ポイントは、足先を15度に開き、膝を軽く(5~10度くらい)曲げて立ちます。
自然と体に身に付くようになり、背中がきれいなS字カーブになり腹筋も鍛えられます。