57歳女性 自営業の方からの質問
3年前からなのですが、冬に入る頃になるとふとしたこと
(例えば物を取ろうと手をひねるなど)から
肩の筋がおかしくなって、そのまま固まったように可動範囲が狭くなり
(特に手を上げることが難しくなる)、かつ動かす時に痛みも感じます。
年齢的に五十肩なのかなと思っているのですが、夏の気温が高くなる頃になると自然に治ります。
ただ、このような症状が毎年起き、症状が続く期間も年々長くなっているような気がするので、
冬になるのが怖いです。
肩を出来るだけ冷やさないようにはしていますが、あまり効果はないようです。
このような症状は冬に入る前から整骨院や整体院で定期的に施術を受ければ、
繰り返し起こさないようになりますか?
回答
いろいろな要素からくる症状だと思いますが、まずは姿勢から見直しましょう。
寒い時は、体を保温をするために丸くなる姿勢を取ります。
これは動物もそうですが、人間も自然で無意識な行動です。
立っている時は、背中にS字カーブがあり、座っている時は背中が丸まるのが自然です。
丸みは大切な役割があり、呼吸・循環・吸収・連動など、身体にとって必要な姿勢です。
子供の頃から大人になっても「胸を張り、背筋を伸ばしましょう」と教わってききましたよね。
これは、人間本体の自然な姿勢ではなく、作られた姿勢のため体に負担をかけます。
寒い時には、自然に丸まろうとしているのに、伸ばす意識が働き、筋肉の引っ張り合いが起きます。
そのために、肩こりや腰痛の原因になったりします。
胸を張り背筋を伸ばすことは止めて、脱力して思いっきり丸くなりましょう。
前傾姿勢にならないように、重力下に力を抜く感じの姿勢を意識しましょう。
また、体が冷えると筋肉も硬くなり、体液の循環も悪くなり、痛みを感じやすくなります。
一番冷やしていけない場所は腰と腹で、腹巻がお勧めです。
内蔵を温めとけば、循環機能は落ちにくいです。