だるさや倦怠感

21歳男性 学生の方からの質問

ずっと同じ姿勢でいることが多く、腰や首が前のめりになってしまっているのですが、これは体のだるさや倦怠感などの原因になっているのでしょうか?

また、これらの体の不良を改善するために日頃心がけるべきことはありますか?

回答

座っている時の姿勢だと思いますので、それに対してお答えします。
勉強でもお仕事でも、特にパソコンを使っている時などは、同じ体勢で座っている時間が長くなり、前側をずーと意識をしてしまうので、どうしても体が前のめりになりやすくなります。

同じ姿勢でいると、筋肉のポンピング運動がなくなり、血流やリンパ液の流れが悪くなります。
前のめりなることで、常に首は頭を腰は上半身を支えることになります。
そうすると、筋肉を使い続けることになるので、さらに悪くなります。
新鮮な酸素や栄養が身体に行きわたらないので、だるさや倦怠感につながっていきます。
それが続くと、筋肉が硬くなり、慢性的にだるさや倦怠感になっていきます。

「だらっと」して呼吸をする、重力に逆らわない姿勢をしましょう。

椅子に背もたれがあれば、背にもたれかかって「だらっと」してください。
背もたれが無くても「だらっと」できます。
この「だらっと」が出来ない人が多いです。
頭を前に垂れたり、体全体が前に垂れたりしてしまいます。
そうではなく、骨盤を寝かせ、股関節と肩を意識して、弓なりのように背中を丸く、お腹を潰すようにしてください。
頭は胸腔の上に乗ることで、重力に逆らわないだらっと姿勢の完成です。
呼吸は、吸うときに背中の肺に入れお腹が膨らみ、吐く時はお腹が凹むように吐き出します。
吸うときは背中や体は丸まり、吐く時は背中が伸びる感じの動きをします。
体全体で呼吸をして、足先から頭のてっぺんまでの「ゆりかご呼吸運動」が出来ると疲れ知らずになりますよ。
なるべく、筋肉を使わず、重力に逆らわない姿勢をすることにより、呼吸しっかりはいり、長時間で同じ姿勢を維持することができるのです。

この姿勢が「だらしない」と思った方は、いつまでたっても身体の不調は取れません。
余計に疲れると感じられる方は、力が入っているかもしれませんので、自然にできるように。
だらっと姿勢は、おサルさんやパンダやゴリラの食事風景を思い浮かべてください。
この姿勢が自然な姿勢です。
姿勢の意識の改革をして、常に体をリラックスさせましょう。

松江市寺町腰首整体

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